ThinkPad X61改造記録

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2012年春ごろに行ったThinkPadX61改造の記録。このマシンはフランケンシュタインよろしくジャンクの寄せ集めなのだ! X61改の現状

  • システムボード:X61 Core 2 Duo T8300
  • ボトムケース:X61
  • パームレスト:X60
  • キーボード:X6x NMB US配列(FRU失念)
  • トップカバー:X60s
  • 液晶ベゼル:X60
  • 液晶ケーブル&インバータ:X60s
  • 液晶パネル:X6x tablet (SXGA+でIPSなHV121P01-101)
  • 無線LANカード:Intel Centrino Ultimate-N 6300
  • ストレージ:Crucial M4 SSD 64GB
  • メモリ:2GBx2=4GB
  • OS:debian wheezy/sid

ちなみにWindows7を入れてエクスペリエンス・インデックスを測ってみたら以下のようになった。このときはSSDじゃなくてHDDだったが。

  • プロセッサ:6.0
  • メモリ:5.9
  • グラフィックス:3.4
  • ゲーム用グラフィックス:3.2
  • プライマリハードディスク:5.9

Mission1 -- SXGA+液晶化

2012年1月の時点でX201とX60s,X60を持っていたのに関わらず,X61改を作ろうと思ったのはSXGA+化ができると知ったからだ。簡単な改造で12.1インチの筐体にSXGA+(1400x1050)でIPS(FlexView)なパネルを詰め込めると知ったら最後,もう頭のなかは改造一色になった。手順は単純でX6x tabletのSXGA+パネルをX6xの上半身に詰め込んで改変BIOSを上書きするだけなのだ。もちろん,そんな簡単にはいかないが十分に挑戦しがいのある課題だった。 パーツを入手 必要なもの

  • X6x tabletのSXGA+液晶パネル
  • 変換ケーブル
  • カプトンテープ
  • アセテート粘着テープ
  • ドライバ
  • ニッパー
  • 改変BIOS
  • X61ドナー

X6x Tabletの液晶パネルはX6xのものとコネクタの形状が異なる。そのため,X6x系液晶ケーブル端子への変換ケーブルが必要となる。これはググれば作り方の情報があるのだが,必要な部品とスキルが足りないのでパス。液晶パネルと同時に変換ケーブルを入手することにした。

材料

パネルと変換ケーブルはヤフオクやebayで買うことができる。しかし前者は出玉が少なく,後者は使ったことがないので避けたいところだった。ebayのためだけにクレジットカードとか作りたくないし。そこで,この世界では有名な某氏に連絡をとってSXGA+パネルと変換ケーブルを譲っていただくことにした(もちろん有料で)。上の画像は氏に頂いたもの撮ったのだが,パネルと変換ケーブルの他にご好意で液晶クロスとL字電源アダプタ,カプトンテープの3つをオマケに付けて頂いた。非常にありがたく,嬉しかった。ちなみに頂いたパネルの型番はHV121P01-101だった。

当時はX60sとX60しか持っていなかった。せっかくの高解像度パネルだからどうせなら良いCPUのマシンに積みたいわけで,X61最速のCore2DuoT9300(2.5GHz)を狙うことにした。ところが世の中同じ事を考える人は居るもので,超プレミア価格になっている。どうも高すぎるので結局はランクを1つ落としてT8300(2.4GHz)のシステムボード+ボトムケースを15kで購入した。

組み立て開始

作業台 動作確認

システムボード・ボトムケース以外のパーツはX60とX60sから移植することにして組立を開始した。まずはインバータだけつなげてパネルの動作確認。うん,中央上部に楕円形に青色常時点灯部があるがキニシナイで組み込んでいくことにする(右上のはただのゴミ)。オマケも頂いてるしね!

パネル ネジ

パネルを上半身に組み込むためには左右のミミが邪魔になる。ネジを外してから基板ミミを切り取る。まだこの段階ではプラスチックの部分は切り取らない。

ミミを ペンチで 切る

で,基板を保護しているビニールを剥がす。後で貼り直すのできれいに剥がす。

シール剥がす

今度は外側の金属枠を取り外すためにネジを外していく。冷陰極管の付近にあるシールの下にもネジがあるので注意。

シールを 剥がす 剥がす

シールをはがして金属枠を取り外す。金属枠はツメで嵌めこまれている。枠がないと液晶パネルはバラバラになってしまうので慎重に机の上に置く。

金属枠を取る 手で抑えながら 枠を取る

写真は完成間近のものだが,パネル下部の金属部品は取らなくても大丈夫なのでネジをはめ直す。

ネジをはめ直す

ここでカプトンテープの出番。液晶の底面を固定する。ケチってセロハンテープとかにすると劣化した時に大変なことになるらしい。耐熱・絶縁なカプトンテープを使おう。

カプトンテープの出番

次にトップカバーを用意する。今回はX60sのものを使用した。X60のアンテナはパネルに付いているがX60sはトップカバー側に付いているからだ(モノによっては違うかもしれないが)。とりあえず横にあるゴムパーツは邪魔なのでとりはずし,代わりにアセテート粘着テープでアンテナ線を固定する。

トップカバーのゴムパーツを取る アセテートテープ アンテナ線を固定する

そして側面の白いプラスチックのミミをすべてニッパーで切る。バリが残ってもいいがトップカバーとベゼルの間に収まるように調整する。トップカバーはX60sのものでも大丈夫だが,ベゼルはX60sのものではネジ止めするためのミミが邪魔なのでダメだ。ツメを嵌めるだけのX60系ベゼルでないとパネルが入らない。この段階で私はかなり苦戦してパネルの枠をヤスリで削ってしまったが,絶対にそんなことはしないほうがいいと思う。運良く無事だったが,ゴミが混入したりや割れてしまっては目も当てられない。

いい感じに収まるようになったら枠とパネルをカプトンテープでぐるっと接着し,基板保護のビニールをつける。後はトップカバーに入れて上半身を組み立て,完成だ。

やすりで調整 カプトンテープ再び 基盤保護のビニールをつける

実際に組み込んで使用するためにはBIOSを改変しないと正常に映らない。BIOSも某氏からいただいていたが,SATA2開放対応でなかったので T61/X61 SATA II 1.5 Gb/s cap - willing to pay for a solution | Page 8 | NotebookReview からダウンロードしたものを使用した。ついでにこのBIOSは無線LANのホワイトリストを無効にしてくれるので次の無線LAN換装が楽にできた。

参考サイト

  • とくぼーのブログ : X61 SXGA+パネルの改造
  • 福原 毅のBlog - ThinkPad X61のSATAコントローラをSATA-II 3.0G bps化してみました
  • ThinkPad X61の液晶をSXGA+に換装しました。その後・・。|webyassie
  • T61/X61 SATA II 1.5 Gb/s cap - willing to pay for a solution - Page 8

Mission2 -- miniPCIe無線LANカード換装

X60はパームレストの発熱が酷いことで有名だ。X61になると少しは改善されているがやはり熱い。11nに対応させたいこともあって,無線LANカードをIntel Centrino Ultimate-N 6300に換装した。以前にも無線LANは換装していて,Atheros AR5BXB6 → Intel 3945BG → Intel Ultimate-N 6300と換えてきたことになる。注意が必要なのはX6xはBIOSに無線LANカードのホワイトリストを持っていてリストにないカードだと起動してくれないこと。まあ,事前に改造BIOSを入れていたためここは無問題だが。なお,X61はハーフサイズのmPCIeカードに対応していないのでスペーサを噛ませている。写真では画像のように基板型の短いアンテナにしたが,やはり感度が悪いのでシート型のを天板に仕込んだ。

mPCIeカード

実際に換装してみると発熱はAtheros AR5BXB6を積んでいたときよりは改善された。デカイのはAtherosのヤツは有線LAN使用時(無線LANオフ)でも発熱してくれたが,Intelは発熱しないということ。Intel同士の比較,3945BGと6300では発熱は大差ない。それよりも11nの300Mbpsで接続できるようになったことが嬉しいね。目指すは450Mbpsだがこちらはルータを買い換えないと無理そうだ。

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