Aspire5520の冷陰極管交換修理

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aspire5520

2011年夏ごろにAspire5520の冷陰極管を交換して液晶を修理した際の記録

2008年ぐらいから使っていたノートパソコン,Aspire5520の液晶が真っ暗になってつかなくなってしまった。完全に点灯しなくなる前に,黄ばみ→赤ばみ?という症状があったためインバータでなく冷陰極管の劣化が原因と推定。幸いなことに家には液晶割れの同型機がもう一台あるため,冷陰極管を交換することにした。

早速分解するといいたいところだが,まずは落ち着いてWeb上の情報をサーチする。Aspire5520はそんなにメジャーな機種ではないので分解記事は殆ど無いし,冷陰極管の交換記事なんて無いようだ。分解記事はせいぜい次のサイトぐらいだ。 Acer Aspire 5520の修理 キーボードの交換をしようというなら参考になるだろうが,残念ながら冷陰極管の交換には役に立たなそうだ。

仕方ないので手探りで始めることにしよう。

まずは上半身と下半身を分離させる。背面のバッテリーを外し,その下にある7つのネジ(画像の青丸のネジ)を外す。また,バッテリーの左右にあるネジを3つ外す(画像の赤丸のネジ2つと右の方にあるネジ1つ)。

aspire5520のネジの位置

これにより,キーボードの上のカバーを外せる。ツメではめてあるだけなのでパキパキと外すだけだ。

aspire5520のツメをはずす

画像中央にあるネジを2つ外す。ネジの長さは異なるので戻すときにちゃんと戻せるように注意する。このネジを外せば上半身と下半身を分離できる。

aspire5520のネジ

液晶画面が汚れてるのは気にしないでください。さて,上半身の4隅(画像赤丸の部分)にある緩衝ゴムを外した下にあるネジを4つ外す。

aspire5520の緩衝ゴムの下のネジ

これで上半身を開くことができる。ツメを外せば画像のように開いて液晶パネルにアクセスできるようになる。赤丸で示した部分のネジをはずせば ,上半身から液晶パネルを取り外せる。ちなみに画像中央下にある赤丸ネジ2つ出固定されているのがインバータだ。もし,インバータの交換で治るならここまでの分解で用が足りる。今回の場合は念のためインバータを交換してみたが直らず,冷陰極管の交換へ向かって地獄の分解をするハメになった。

aspire5520の緩衝ゴムの下のネジ

液晶パネルを取り外せるとは言っても,まだケーブルがつながっているのでコネクタを外す。これで完全に液晶パネルを取り外せる。別に取り外さなくても良いが,外したほうが後々楽なので外しておく。

コネクタ

冷陰極管は液晶パネルの最下部,画像の赤丸の部分に内蔵されている。ここを裸にするのを目指して分解を進めていく。

赤丸部分を目指す

冷陰極管を取り出すために液晶パネルの分解を始める。まずは左右のフレームを外す。赤丸で示したネジを4本と反対側にあるネジを4本外す。

またネジ

液晶パネル上部と下部にある金属部品2つを外す。この部品は金属製だが歪み易いので注意する。赤丸部分の極小ネジを2つ外せば取り外せる。

赤丸部分のネジを外す

改めて液晶パネル下部を見てみると冷陰極管の頭が顔を出しているのが分かる。画像中央,液晶パネルの角の金属フレームの隙間に見える白いゴムがそれだ。

白いゴム

邪魔なのでインバータのコネクタを2つとも外す。心配しなくても正しい場所と向きでしかコネクタは刺さらない形状になっているので大丈夫。ついでに画像右上の白色テープと銀色シールを剥がす。この2つのテープは後で再利用するので丁寧に剥がす。

再利用する

全部剥がすとこんな感じ。全部剥がす必要はないが,邪魔なのではがしてしまった。

邪魔なので剥がしてしまった

銀色テープの下には金属部品同士のツメがある。一番外側の金属フレームを取り外すためにツメを外していく。また左右にある樹脂製フレームとのツメも外していく。

金属部分のツメ 樹脂製フレームのツメ

フレームを外すとこんな感じ。冷陰極管につながる導線は黄色テープと樹脂製フレームで固定されているので両方外す。白色線と赤色線の両方とも樹脂製フレームの溝にはめられているので取り外す。

フレームが取れた 黄色いテープを剥がす ケーブルを引っこ抜く

ここまでくれば冷陰極管はもうすぐだ。樹脂製フレームを外したら液晶パネルはばらばらになってしまう。液晶パネルを構成するシートやパネルがずれたり,その間にゴミが入らないように注意しよう。冷陰極管を包み込む反射板は一番後ろのガラス板を挟み込まれているので新しい冷陰極管と交換してはめ直す。あとは元通りに組み直して修理完了だ。冷陰極管をはめなおしてパネルを組み直すのが一番難しい作業だろう。

冷陰極管が見えた!

ここで,もう少し冷陰極管について詳しく書こう。冷陰極管はコの字型の反射板に挟まれている。今回は反射板ごと冷陰極管を交換した。もし,冷陰極管しか持っていないなら反射板から冷陰極管を取り外してはめ直す必要があるだろう。その作業の際にもしも反射板を歪ませてしまうと組み直した際に輝度ムラが出てしまうので注意する。ちなみに画像は2つめまでは新しい冷陰極管で,3つめの画像以後は点灯しなくなった古い冷陰極管だ。よく見ると冷陰極管の端の方が黒くなっている。劣化した蛍光灯によく見られる状態だ。

冷陰極管とフレーム 冷陰極管とフレーム 冷陰極管劣化しとるな 冷陰極管とれた 冷陰極管はめ直す

もし,組み直してから点灯しないことが発覚したら悲劇以外の何者でもない。それを避けるためケーブルだけ繋いで点灯試験をする。運良く綺麗に点灯した時には感動した。 冷陰極管の交換は初めての経験だった。作業には約5時間もかかり,非常に疲れた。ネジは多いし,パネルはデリケートだし,もう二度とやりたくない(とかいってまたやるんだろうが)。今,無事作業が終わった達成感ともう一台をもとに戻さなきゃいけない絶望感を味わっている。

点灯試験 光漏れてる

余談だが,今回の作業では非常にネジが多く出た。画像のように外したフレームの中に並べていくとなくさなくていいかも知れない

こうするとなくさない

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